しばらく前に妻と、なんとなく家電量販店に行きました。そこで薄型テレビの値段を見て、ひと頃よりずいぶん安くなっていることを知りました。
うちは夫婦ともほとんどテレビを見なくて子どもとDVDを見るくらいだったので、今のテレビはアナログ放送の廃止ぎりぎりに買い換えるつもりでした。
うちは値の張る大型の電気製品は、量販店ではなくてなじみの小さな店から買っています。修理などでお世話になっているそのお店からのたまの買い物なのに、あまり値崩れしてからでは気の毒だろうと、思いたったが吉日とばかり買い換えることにしました。
ブラウン管で重たい33型から、液晶の軽い40V型に買い換えです。確かにきれいですし、部屋も広くなりました。デザインで選んだので、画質や機能は豚に真珠も同然ですけれど。
でも、そもそもなんで家電量販店にテレビを見に行ったのかきっかけを思い出せず、妻に「あの時なんで、テレビを見に行ったんだっけ」と聞いてみました。「テレビ台を替えたかったから。今どきのローボードにうちのテレビだと、重くて乗らないでしょ」。
マーケティングを仕事にしている人が聞いたら天を仰ぎそうな理由で、うちもようやく地デジ化しました。