温泉気分は、所詮は気分

 国民生活センターのまとめによると、「風呂に入れるとラドンやラジウム温泉になる」などとして売られている鉱石状の商品を用いても、その濃度は温泉法の基準値の100分の1程度にしかならないと分かったそうです。

 「効果が疑わしい」との苦情もあるそうですが、本気で「ほんまもんの温泉並み」を期待して使っている人が、どれほどいるのかとも考えてしまいます。
 もちろん売る方も医学的な効用をうたうのはやり過ぎですが、それでも、娘が遊んでいるプリキュアグッズに「変身できない」と苦情を言うような、こっけいさを感じます。入浴演出グッズに何を期待しているのやら。

 妻にこの報道の話をしたら、「100分の1なら、それ100倍入れればいいじゃん」だって。そんなに入れたら文字どおりの「岩風呂」になるよね。