QNAP Turbo NAS iSCSIストレージにOS Xをインストールする – 第2話 – VMware 仮想マシン

iSCSIストレージにOS Xをインストールする夢のお話し第2話は、Windows上のVMware Workstation 12 PlayerにOS X用の仮想マシンを用意するところまでをお話しします。

前提として、Mac OS X Snow Leopard Serverのインストールメディアをご用意ください。光学ディスクでもisoイメージでも構いませんが、isoに吸い出しておいた方が全体としてスムーズに事が運びます。まずは1枚買っておきましょう。

VMware Workstation 12 Playerは現時点で最新の12.1.0 build-3272444を、Mac OS X Unlocker for VMwareも同様に2.0.8を用います。これらについては夢のお話しですので詳しくは語りません。

VMware Playerをインストールしたら、Unlockerのwin-install.cmdを管理者権限で実行します。さあVMware Playerを起動しましょう。

新規仮想マシンの作成をします。光学メディアでもイメージファイルでも構いませんが、インストーラーディスクを指定します。ゲストOSを選択します。なおドロップダウンするとEl Capitanまで現れます。

ディスクサイズを入力しなければなりませんが、ここで作ったドライブにはインストールしませんのでサイズは1GBにしておきます。

仮想マシンを編集します。メモリやプロセッサ、ネットワークアダプタなどをお好みで設定してください。ここではメモリだけ4GBにしてあります。

先ほど作ったばかりの1GBのドライブは不要ですので削除してください。そしてすぐさま追加をクリックします。

追加する種類はハードディスクです。タイプはSCSIを選んでください。

上級者用にひるまず、物理ディスクを使用します。ただしデバイスの選択は慎重に指折り数えてください。この例のPCは0がWindowsシステム、1と2も使用しているドライブなので、選ぶのは3になります。

ディスク全体を使用すれば、第1話でLUNに割り当てた容量になります。

ディスクファイルの指定はそのままで構いません。仮想マシンのワークフォルダには小さなファイルがひとつできるだけです。

ドライブ番号と容量を見て、選んだドライブに間違いがないことをよく確認してください。

ここまでできたら、いったんVMware Playerを終了してください。

標準ではC:\Users\USERNAME\Documents\Virtual Machinesなどの下に仮想マシンのフォルダができています。.vmxファイルをテキストエディタで編集します。1行だけ加えてください。

smc.version = "0"

あるいは仮想マシンのバージョンを12から10に変更しても構いません。この場合は加行ではなく該当行を修正してください。

virtualHW.version = "10"

今夜の夢はここまでです。続きはまた次回に。