【DA-10/DA-300USB】PCMもDSDもかんたん再生【JRMC20】

JRiver Media Center 20を使ってDENON DA-10を鳴らしてみます。入力48kHzまでのTOPPING NX2と違いDA-10/300USBでは192kHzまでのPCMデータならダウンサンプリングが不要です。記事の後半にはリアルタイムDSDエンコーディングのワンポイントも記しておきます。

DA-10/DA-300USBを相手にオーバーサンプリングは無用かも。

DA-10/300USBにはアップコンバート・オーバーサンプリング機能が内包されていますが、DSPスタジオの[出力フォーマット]チェックボックスを有効にしてJRMC20のリサンプリングを試してもよし。信じるはおのれの耳です。

デバイスを選びビットストリーミングを指示します。

デバイスドライバを正しくインストールし、[再生オプション]でASIOデバイスを選びます。ビットストリーミングはDSDをチェックします。この設定でDSFなどDSDデータはネイティブ再生されますし、192kHz以下のFLACやAAC/MP3のPCMデータ再生も設定変更いらずでお手軽です。

DSDは文字どおりダイレクト。DSPは無効になります。
PCMはDSPスタジオをくぐって外へ。

§

リアルタイムDSDエンコードを試してみたくなるのは人情です。DSPスタジオの[出力フォーマット]で、2xDSD ネイティブ形式か2xDSD DoP形式を選びます。再生デバイスの設定ができていれば、これだけでDACにはDSDで流れていきます。

1xでも2xでも、DoPでもネイティブでも。
バッファリング設定はココ。

ノイズが出たり音飛びする場合は[再生オプション]-[オーディオデバイス]-[…デバイスの設定…]で、バッファリングを長めにしてみてください。

バッファを標準の5倍長にして安定しました。
ちなみにDoPだと、ビット数のNoticeは出ません。

なお元々がDSDデータだったものはDSPを通りませんが、PCMデータのDSDエンコードはDSP処理された後の最終段でなされます。意図しないイコライジングなどにお気をつけください。

以上JRiver Media Center 20のリサンプリング・コンバート機能を紹介しました。でもやっぱりAdvanced AL32 Processingに任せるのが聴いていて心地よいなあ。